医療法人社団 星桜会 さくら歯科クリニック平塚

妊婦さん授乳中の方へ |平塚市宝町の歯医者・歯科|さくら歯科クリニック

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妊婦さん授乳中の方へ
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妊娠・授乳期にある方の不安に寄り添い、お口の健康をサポートします

歯に痛みがあったり気になる箇所があったりしても、小さなお子さまがいらっしゃって歯科医院に行けないというお悩みはありませんか。日中は特にほかにお子さまを見ていてくれる人もなく、外出しづらい親御さまもいらっしゃることでしょう。 当院では、小さいお子さまがいる方にも我慢せず治療に来ていただけるよう、無料で保育サービスを提供しております。保育の資格を持ったスタッフもいますので、不安なくお子さまを預けてください。

マタニティデンタルサポートプログラム

妊娠中は、むし歯や歯周病がとても進行しやすい状態です。生まれてくる赤ちゃんのためはもちろんのこと、お母さまご自身のお口の健康を維持するためにも、妊娠中の生活習慣や歯磨きは重要だと考えています。そのため、妊婦中の患者さまに向けたお口のケアを行っていま

(1) 問診(現状の把握)

妊娠何週目なのか、基礎疾患がおありかなどを、問診表でお聞きします。治療についての不安やお悩みがありましたら、その際にご相談ください。

(2) むし歯や歯周病の診断、リスク診断

患者さまのお口を検査します。また、ご希望の方にはむし歯・歯周病のリスク診断も実施します。
もし、レントゲン検査が必要と判断した場合は、デジタルレントゲンを使用して撮影します。これは、従来のアナログレントゲンより放射線量が1/10~1/3と少ないのが特徴です。
① 胎児に奇形を発生する放射線量:100mSv 以上とされています
② 歯科医院で撮影するレントゲンの放射線量:0.0163~0.0391mSV
③ 人が1年間に自然界から浴びる放射線量:2.4mSv 程度
(つまり歯科で使うレントゲンの放射線量は、1年間に自然から浴びる量の1/147~1/61であり、ごく微量)
以上の点を考慮しても、歯科でレントゲン検査を受けたせいで赤ちゃんに悪影響が出ることはないと考えられます。また、歯科で撮影するのは頭部だけですので、お腹には照射されません。さらに、当院では線量の少ないデジタルレントゲンを採用 しています。

(3) 診断結果と治療方法の提案

なるべく母体に負担が少ない治療方法を提案いたします。
●発がん性があるホルマリン系の薬剤を使用しません
●甲状腺に影響があるヨード系の薬剤を使用しません
●痛み止めのお薬は、胎児への心配がないアセトアミノフェンを使用します
●化膿止めのお薬は、胎児への心配がないセフェム系を使用します
●レーザー照射:むし歯や歯周病の原因菌を殺菌

妊婦中のお口の中はこのような状態に

(1)むし歯ができやすい

●1度に食べられないことがあり、食事回数が増える
●つわりの影響で、毎回十分な歯磨きがしづらい
●酸っぱい味の食べ物を好むようになる場合がある

(2) 歯周病が悪化しやすい

●歯周病の原因菌の中には、妊娠中に分泌量が増える女性ホルモンの影響で増殖する種がある
●赤ちゃんに多くの栄養分を送ろうとするため、免疫力が下がりやすい

(3) 口内炎になりやすい

●ストレスで口内炎ができやすい
●赤ちゃんに多くの栄養分を送ろうとするため、免疫力が下がりやすい

妊娠中の歯周病と早産

研究により、妊娠していると歯周病にかかりやすくなるだけでなく、歯周病によって産出される成分が子宮を収縮させるために早産・低体重児となるリスクが指摘されています。赤ちゃんのためにも妊娠中こそ、歯周病の予防と治療に取り組みましょう。

妊娠中の方には

妊娠5か月から8か月の方には当院で判断した上で、お薬を処方しています。
妊娠初期あるいは後期の方に関しては、かかりつけの産婦人科で医師に相談していただいた上での処方となります。
妊娠初期の第4週~第16週まではお薬が強く影響しやすいので、特に気をつける必要があります。

授乳期間中のお母さま

お薬は服用した後、少しずつ血液や母乳に移行していきます。一般的に、母乳中に溶け出したお薬の濃度が高くなるのは服用から2~3時間後です。そのため、お薬の服用直前、または直後に授乳すれば、赤ちゃんへの影響を少なくできると考えられています。
「お薬で母乳の味が変わったのか赤ちゃんが飲んでくれない」「赤ちゃんにお薬の副作用が出た」といった問題がない限り、処方されたお薬はなるべく服用するようにしてください。

※もし気になることがありましたら、産婦人科の医師、あるいは歯科医師にご相談ください。